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公開日 2023.09.29 更新日 2024.01.15

賃貸オフィスとレンタルオフィスの違い!メリットやデメリットを理解しよう

「賃貸オフィスとレンタルオフィスはどのような違いがあるのだろうか」 

「オフィスを契約する前に、メリットやデメリットを理解したい」と考えている方も多いでしょう。 

 

近年ではテレワークやオンライン会議など、時間や場所にとらわれない働き方へと移行しています。その中でも、自由度が高いレンタルオフィスは注目されているワークスペースです。 

 

そこで本記事では、賃貸オフィスとレンタルオフィスの違いやメリット・デメリットなどを紹介します。 

賃貸オフィスの概要

賃貸オフィスとは、建物のオーナーと賃貸借契約を締結したオフィス物件を指します。 

賃貸借契約時には、敷金や保証金、そして入居の際には内装の工事費用も必要です。また、家賃以外に光熱費や通信機などのランニングコストが必要となります。 

レンタルオフィスとは

レンタルオフィスは、業務に必要な設備(デスク・チェア・キャビネット・インターネット回線など)があらかじめ整っている区画ごとにレンタルしているオフィスを指します。 

 

レンタルオフィスでは、設備費や光熱費は利用料金に含まれていることが多く、低コストにてオフィスを構えることが可能です。 

レンタルオフィスと賃貸オフィスの違い

レンタルオフィスと賃貸オフィスはどのような違いがあるのでしょうか。 

  • 契約形態
  • 初期費用
  • 月額費用・ランニングコスト
  • 退去時費用
  • 減価償却

それぞれの項目別に比較していきましょう。 

契約形態

賃貸オフィスを借りる際、賃貸借契約を締結します。契約書には入居時のルールや原状回復の詳細、契約期間などが記されています。アパートやマンションなどの賃貸住宅の契約と内容は同じです。また、賃貸オフィスの契約期間は一般的に2年間の契約を行います。 

 

一方でレンタルオフィスでは、「サービス利用契約」や「施設利用契約」などを行います。また、レンタルオフィスは1週間単位など短い期間で借りることも可能です。 

 

長期間同じ場所にオフィスを構える場合は賃貸オフィスを選び、状況や環境によって使い分けたい方はレンタルオフィスを利用すると良いでしょう。 

初期費用

初期費用は、賃貸オフィスに比べるとレンタルオフィスの方がコストを抑えられます。賃貸オフィスの場合、家賃だけでなく敷金や礼金、火災保険や共益費などが必要になります。他にも入居時にかかる内装工事の費用を含めると大きな出費となるでしょう。 

 

反面、レンタルオフィスの初期費用は1ヵ月程度の保証金のみとなるため安く抑えられます。 

 

関連記事:賃貸オフィス契約時の初期費用とは?内容・目安料金・抑え方のポイントを紹介

月額費用・ランニングコスト

賃貸オフィスでは、家賃以外に通信費、水道光熱費、共益費、機器リース秘湯、清掃費用などの費用が発生します。 

 

そのため、賃貸オフィスでは家賃以外に必要なランニングコストをコントロールする必要があります。その点、レンタルオフィスは月額利用料に光熱費や清掃費が含まれている場合がほとんどです。 

 

レンタルオフィスで必要となる経費は、時間制で貸し出しをしている会議室の利用料が必要となります。ランニングコストのほとんどが月額利用料に含まれているため予算の見通しがしやすい点がレンタルオフィスの魅力です。 

 

ただし、賃貸オフィスと比べてレンタルオフィスの坪単価は割高となることが多く、従業員が多く広いスペースが必要な場合は、賃貸オフィスの方がランニングコストを抑えられるでしょう 。

 

関連記事:【日本橋エリア】賃貸オフィスの賃料・費用相場

退去時費用

賃貸オフィスの場合、契約が終了して退去する際には原状回復をする必要があります。原状回復の費用は広さによって異なりますが、中小企業の賃貸オフィスの場合は坪単価3万~5万円程度となり、大規模の賃貸オフィスの場合の坪単価は5万~10万円程度と高額です。 

 

その点レンタルオフィスでは、退去時にクリーニング費用のみ支払うのが一般的です。 

減価償却

賃貸オフィス内のデスクや商談ブース、オフィス家具などは減価償却費の対象です。 

 

減価償却資産の耐用年数は税務法によって規定されており、一般的に5年や10年といった期間が適用されます。そのため賃貸オフィスでは、年間どれだけの償却費を計上するかを計算する必要があります。 

 

一方でレンタルオフィスでは、あらかじめオフィス家具が設置されている状態なので、賃貸オフィスと比べると税務処理が簡単です。 

レンタルオフィスのメリット

レンタルオフィスのメリットは以下の通りです。

  • 好立地でも低コストで入居できる
  • すぐに事業をスタートできる

まずはレンタルオフィスのメリットについて確認していきましょう。

好立地でも低コストで入居できる

好立地にあるオフィスビルに入居するのは、上場企業や知名度の高い企業に限られており、新たに設立された企業や個人事業主が単独で入居するのは非常に難しい場合が多いです。 

 

しかしレンタルオフィスは、オフィスビルの1フロアをレンタルオフィス会社が借り上げて、サービスを提供しながら区画を貸し出しています。そのため、新たに設立された会社や個人事業主であっても、好立地に位置するビルを低コストにて利用が可能です。

すぐに事業をスタートできる

賃貸オフィスの賃貸借契約には入居するにあたって審査があります。そのため、審査を申込んでから3週間~4週間ほど入居までに時間を要するケースも少なくありません。さらに、配線工事や内装工事などがあるため、賃貸オフィスは入居までに時間がかかります。 

 

一方でレンタルオフィスでは入居するにあたって審査がありますがそれほど時間がかからないため、早ければ数日で入居できるケースもあります。なお、必要な設備はすべて揃っているので最短で事業をスタートさせることが可能となるのです。 

レンタルオフィスのデメリット

一方で、レンタルオフィスには留意すべき以下のようなデメリットも存在します。 

  • ほかの入居者に気を使う必要がある
  • 長期的な利用では割高になることもある

それでは、レンタルオフィスのデメリットについて確認しましょう。 

ほかの入居者に気を使う必要がある

同じフロアにさまざまな企業が利用しているため、迷惑にならないよう気を遣う必要があります。また、間仕切りがガラス張りのレンタルオフィスでは、情報漏洩のリスクを伴います。そのため、個人情報や企業機密情報の保守性に不安が残るでしょう。 

長期的な利用では割高になることもある

レンタルオフィスは賃貸オフィスと比べて坪単価の平均で比べると割高です。初期費用やランニングコストが月額利用料に含まれているため、メリットが多いように感じますが、長期的な事業展開には向いていません。 

 

基本的に坪単価の賃料が割高なので、レンタルオフィスは少人数での利用に適しているといえるでしょう。 

【賃貸オフィスvsレンタルオフィス】向いているケースは?

賃貸オフィスとレンタルオフィスでは、それぞれの特徴やメリットが存在します。それぞれに向いているケースはどちらなのか整理しましょう。 

賃貸オフィス

以下の要件に当てはまる場合は、賃貸オフィスが良いでしょう。 

  • 広いスペースが必要
  • 長期間利用したい
  • 従業員が5名以上である
  • 内装にこだわりたい

オフィスは企業の顔となるため、長期間賃貸オフィスを利用することで、銀行や取引からの信頼度がアップします。企業を長期的に成長させるには賃貸オフィスがおすすめです。

レンタルオフィス

新規プロジェクトやスタートアップ企業の場合は、レンタルオフィスが良いでしょう。 

  • 短期間のみオフィスを利用したい
  • 初期費用を抑えたい
  • 従業員が5名以下である

レンタルオフィスは、初期費用が抑えられるため短期間の利用に向いています。ただし、長期間レンタルオフィスを利用すると、コストが上がってしまうため留意しておきましょう。 

自社の状況に合わせてレンタルオフィスか賃貸オフィスか選びましょう!

今回は、賃貸オフィスとレンタルオフィスの違いやメリット・デメリットなどを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。 

 

オフィスを選ぶ際、企業の状況や業務内容、規模などを考慮し、自社の状況に合わせて選択をすることが重要です。 

 

初期費用を抑えつつ好立地で迅速に事業を展開したい場合は、レンタルオフィスがおすすめです。一方で、資金や信用に余裕があり、長期的に安定した拠点を確立したい場合は、賃貸オフィスが適しているでしょう。 

  

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